当会について
NPO特定非営利活動法人「木村秋則自然栽培に学ぶ会」 設立趣旨書
1)趣旨
我が国の農産物自給率は現在40%を切ったと言われております。その大きな要因は後継者不足による農業従事者の減少であります。
私たちは農業こし国家を支える礎であり誇るべき職業であると考えますが、世の中は利益中心主義の誇りまで失わせているのでは、と考えています。
私たちは、4年前、奇跡のりんご栽培といわれる、無農薬無肥料の自然栽培による、農法を完成された木村秋則先生に出会いました。
この木村秋則自然栽培こそが「究極の農法」であると思い、私たちは取組をはじめました。
この農法は、健康、環境問題の解決策を示しただけでなく、これまで渇望されながら実現できなかった、市場の需要をも満たすことになりました。
この事実は、現今の世界的な感心ごとでもある「健康」「環境・自然保護」「経済発展」という三つを相互に干渉しあう制約、いわゆるトリレンマの解消すら実現可能であることを意味していると思います。
私たちは4年目を迎え、積み上げてきた基本的な知識と技術をもっと広めることで地域社会に広範囲の社会貢献をしたいと思います。この農法で営農する事ができれば、農業従事者にとっては、健康・環境保護に貢献しつつ自らの収入も増加させることができ、社会的にも誇りを持てることとなり、エンドユーザーである消費者に対して安全安心な農作物が提供できることになります。
これから私たちは、「より多くの農業者に対する技術始動や啓発活動を行っていき」「安心できる農作物を流通させることで食の安全を提供するだけでなく、地域の活性化を支援していき」「自然栽培農法に関連した活動を通して、環境保護にも貢献していきたい」と一致しました。
私たちは、地域の特性に応じた密着型の支援活動を私たちの手で、行政、企業、各種団体との連携、交流を深めながら行っていきたいと考えています。
2)設立にいたるまでの経過
木村秋則自然栽培を実践している私たちは、木村先生に私たちの思いを聞いてもらい、快い了承を得て、任意団体としての木村秋則自然栽培に学ぶ会を立ち上げ、活動しております。
そして、私たちは先般特定非営利活動法人設立総会を開催し、NPO法人として、法人格を取得することで社会的責任感をもって、更なる実りある活動を展開したくこの度申請に至りました。
平成22年9月29日
NPO法人 木村秋則自然栽培に学ぶ会
設立(代表者) 住所 東京都江東区清澄3丁目10番5号
清水 精二